「食事バランスガイド」が応援します
■ 環境に対する視点
私たちが健康であるためにはバランスのよい食事と運動が大切です。しかし、よい食事も、健康も、私たちを取り巻く水や空気や土などの自然環境が健康で、そこに多様な生き物がいて、それらがつながり支えあい生態系が豊かに保たれることで、はじめて実現するものです。
私たちは自然の持つ循環機能を越えて大量に資源を使い、大量のゴミを出しながら、豊かさを手に入れてきました。しかし、この大量生産・大量消費・大量廃棄のスタイルが、私たちの生きる基盤である自然環境や豊かな生態系を脅かしています。
すこやか食育エコワークでは、このような認識のもとに環境問題を多角的な視点でとらえ、ゴミの減量から次を担う子どもたちの環境教育まで幅広い活動を行っています。
ゴミを減らす取組
食品ゴミを飼料として再生利用しています。
食品ゴミ(食品廃棄物)は製造・流通・消費とあらゆる段階で発生しています。その量は年間で約1,900万トンにもなります。家庭から出る量は約800万トンです。世界の食料援助量が約600万トン(平成19年)ですから、その量の多さに驚かされます。
すこやか食育エコワークでは、食品の製造や販売の過程で出る食品ゴミの飼料化に取り組んでいます。食品ゴミは分別され、リサイクル工場で飼料になります。その飼料は畜産農家で家畜のえさとして利用され、生産された食肉は食品メーカーや 小売店に引き取られます。食品ゴミの飼料化はその特性を活かした食品ならではのリ サイクルといえます。
■食品由来の廃棄物 グラフ
農林水産省総合食料局試算

■食品廃棄物のリサイクル(再生利用)の概念図
図版


再利用できる弁当容器を提案します。
家庭から出るゴミの約60%(容積比)は容器や包装のゴミです。最近では買物にエコバッグを利用する人も多くなってきましたが、食品メーカーや小売店でも容器の軽量化・小型化、簡易包装など容器や包装のゴミを減らす努力をしています。
すこやか食育エコワークでは、容器が再利用できるバランス弁当を提案、販売します。この容器を持参すれば、また、そこにバランスのよいお弁当を詰めることができるという試みです。ゴミのリサイクルも大切ですが、ゴミそのものを出さない工夫も重要と考えています。
■ゴミに占める容器包装廃棄物の割合(容積比) グラフ
平成18年度環境省調べ

環境教育
水田の生きものについて学ぼう!
環境教育の一つとして行っているものです。水田は雨水をため、ろ過しながらゆっくりと川などに水を流して行きます。その貯水量は全国の治水ダムの3.4倍にもなり、川が短く急な日本では治水効果が期待されています。また、水がキレイな水田には子どもたちの好きなメダカやトンボ、イナゴ、ゲンゴロウ、ザリガニなどいろいろな生きものがすんでいます。水田の生きものをとおしていろいろなものがつながり支えあって、豊かな生態系や自然環境が守られていることを学んでもらいます。
なお、イネや野菜など農作物の生育過程を知りたい方は「あぐりチャンネル」をご覧ください。生育過程が動画やイラストで見られる他、関連したいろいろな情報がご覧いただけます。
イラスト

自然体験の機会を提供しています。
自然にふれあう機会の少ない都会の子どもたちに、農業体験や調理体験などをとおして「食の大切さ」と「自然環境の大切さ」を関連づけて学んでもらう活動を行っています。自分が大切だからこそ、まわりの人や自然や生き物を大切に思う、次を担う子どもたちにそんな心が育まれることを願っています。
環境に思いをめぐらす農業体験!
食育は、自分で調理をする、さらにその食材を収穫するなど、食べるまでの過程をみずからが体験することで、その効果は最大になります。また、農業体験は私たちのくらしが、穀物や野菜、家畜などの自然の恵みや命をいただいて成り立っていることに思いをめぐらすよい機会になります。私たちの食育活動でも農業体験を取り入れた取組を行っています。