ごあいさつ
「こころ」と「カラダ」、そして「地域」の元気のために。
すこやか食育エコワークは、多くの生活者が正しい知識を持って健全な食生活と健康づくりができるよう、様々な機関と連携して多様な活動を行うことを目的に、平成21年2月に発足しました。同年、農林水産省「食育先進地モデル実証事業」に参加し、多くの企業や自治体の協力のもとに幅広い年代を対象に異業種が連携した様々な食育活動を行いました。
この経験と実績を踏まえ、さらに幅広い活動が行えるよう、平成22年3月に「一般社団法人すこやか食育エコワーク」を設立、新たなスタートを切りました。
一般社団法人としてのスタートにあたっては、一つの強い思いがありました。それは新しいカタチの「ソーシャル・ビジネス」を構築するということです。最近、日本では多くの地域や企業で「食育」や「環境問題」への取組みが始まっています。しかし、これらの活動は、本当に私たちの生活に取り入れられ、様々な問題を解決しているのでしょうか。「景気に左右されて思うように取組が進まない」「取組自体の認知度が上がらない」など、担当部門の努力とは裏腹になかなか成果が見えてこないのが現状ではないでしょうか。
日本では、CSR(企業の社会的責任:corporate social responsibilty)はボランティア的要素が強いものと理解される傾向があります。欧米のように、社会的課題をビジネスを通して解決することで持続可能な事業にするという「ソーシャル・ビジネス」の視点が欠けていることも、その原因のひとつではないかと思われます。
常々、私たちは食事、健康、環境などいろいろな社会的課題を解決する活動が、持続性を持ち、本当に生活者に取り入れられるものとなるためには、新しいカタチの「ソーシャル・ビジネス」を構築する必要があると考えていました。
新しいカタチの「ソーシャル・ビジネス」とは、業種の異なる複数の企業が連携して「ソーシャル・ビジネス」に取組むというものです。例えば、メーカーと小売業とが連携して生活者の「食育」に取組むことで、それぞれが「Win-Win-Win」の状況を獲得し、活動を持続性のあるものにするという考え方です。新しいカタチの「ソーシャル・ビジネス」のキーワードは異業種連携です。
私たちが健康で生き生きとくらすためには、まず安全で安心できる食べものをバランスよく食べること。そして、適度に運動することが大切です。ただ、これも私たちを取り巻く環境が健康であってはじめて実現するものです。また、私たちが健康であり続けるには、世界一の長寿を可能にした日本型食生活とそれを支える地域の農林水産業や食品産業が元気であること、すなわち「地域」の元気がなによりも大切であると考えます。
すこやか食育エコワークは、「食事」「運動」「環境」「地域」の4つの視点から、異業種連携による新しいカタチの「ソーシャル・ビジネス」や「コミュニティ・ビジネス」を構築することで、生活者の「こころ」と「カラダ」、そしてこれらを支える「地域」の元気を実現して行きたいと考えています。
みなさま方におかれましては、私どもの活動をご理解いただき、今後ともご指導・ご協力いただければ幸いです。
一般社団法人 すこやか食育エコワーク
理事長 藤田 誠一